逃げ馬は馬柱で目立つ
逃げ馬は少ない。
それはそうだ。逃げ馬は1Rに1頭しか存在しない。
スタート直後からせめて3コーナー過ぎぐらいまで先頭で走った馬だけを逃げ馬と認識する。
かつて逃げ実績があっても、前走2番手で競馬をしていたら、「番手に控えて先行した馬」「逃げたくても逃げられなかった馬」でしかない。
結果、馬柱を眺めてみれば、前走逃げ馬は1頭か2頭ぐらいしかいない。
前走逃げ馬0頭ということも多い。
なので馬柱の中で前走逃げ馬というのはすぐ目につく。目立つ馬だ。
そんな目立つ馬が「買い」か「消し」かすぐに分かれば、予想の一歩目を容易に踏み出せるようになる。
競馬の予想はこの一歩目が難しい。
それをこの目立つ「逃げ馬」が助けてくれたらなんと便利なことだろうか。
前走逃げ馬の成績
まずは前走逃げ馬の芝とダートそれぞれの人気別成績を見てもらおう。
(データはすべて2021年1月~6月の集計)
【芝レースにおける前走逃げ馬の成績】
【ダートレースにおける前走逃げ馬の成績】
思った以上に人気馬はしっかり結果を出している印象。
回収率的には1番人気より2番人気から狙うべき。まあこれは逃げ馬という切り口に限ったことではないが。
体感知的には、4・5番人気の逃げ馬は黙って消し、ぐらいのつもりだったが案外そうでもない。
アタマでは買えない回収率だが、ヒモにもいらないとは言い切れない微妙さ。
距離変更の場合はどうか
さて、ここからがある意味本題なのだが、前走逃げた馬が今走距離を変更してくるとどうなるか。
経験則として、距離延長の逃げ馬は危険と思っていたので調べてみた。
【芝レースにおける前走逃げ馬かつ今走距離変更時の成績】
【ダートレースにおける前走逃げ馬かつ今走距離変更時の成績】
芝ならむしろ延長でも穴妙味ありか。勝率・連対率・複勝率は低いが単勝で回収はできている。
特徴が目立ったのはダート。
まず同距離逃げ馬は優秀な回収率。積極的に狙いたいほど。
対して延長逃げ馬は単勝回収率が極めて悪い。人気馬がこれに該当すれば美味しい思いができるかもしれない。
芝・ダートとも延長逃げ馬は連対率が15%を割っているので、馬連・馬単で勝負するときは消して良いのかも。
これは引き続き研究してみようかしら。
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