【12月19日 土曜 中京9R 芝2200m】
買いやすいレースとは、一目見ただけで軸馬が決まるレースです。
馬柱を1から18まで見てピンときた馬がいなければ買わない方がいいです。
そういう点からいうと、このレースは買いやすいレースでした。
まず、近走(2か月内)前半3Fと後半3Fをほぼイーブンで走っている馬は以下の3頭です。
ハ
ローキャンディ(8番人気) 福島芝1700m(35.8-35.9)エ
フティイーリス(10番人気) 中京芝2200m(35.3-35.5)ト
ゥプエデス(13番人気) 新潟ダート2500m(40.1-39.9)
まずトゥプエデスはダートの長距離という特殊な状況が、さすがに今走と結びつかないので消去。
次にハローキャンディは、2200mの距離に初挑戦でした。初挑戦で人気がなければ、と食指は動きましたが、1勝クラスで好走しているのは50kg以下の1800m戦に限定されていましたので、軸にはしずらい。
一方、エフティイーリスの前走は、今走とまったく同じコースで先行してイーブンペースで走っていました。
これでオッと思って、前走の結果を見てみると、先行勢総崩れの状態の中で粘りこみ、0.6秒差の6着と頑張っていました。
先行実績×コース実績 これで10番人気はオイシイ。
実は、netkeibaのタイム指数的には、前走3位タイ。
前走同コースで1番人気2着のメラーキが1番人気なのは仕方ないとしても、
それとほぼ同じ位置取りでそう差のないエフティイーリスが10番人気。
これが、データ派の弱さです。
データは3着までの馬券内と馬券外で優劣をつけます。
そしてそれを当たり前のように競馬ファンは受け入れます。
メラーキの近3走複勝率は100%、エフティイーリスの近3走複勝率は0%。
これが我々の目をくらましているのです。
タイム指数を使っていても、エフティイーリスを買えなかった人は、馬柱の着順だけ見てきってしまったのではないでしょうか。
馬柱が汚くても、中身があれば買える。
中身にたどり着くための目印として、イーブンのテクニックは大切だということを再認識できたレースでした。
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