2走連続3着馬は切ってOK？
連続好走馬の勢いは買いたい要素の1つなのですが、体感値として3着が続いている馬は案外好走しないのでは、というのがありました。
まずは参考に2走連続で1着した直後の成績がこちら。
（※以下すべてのデータは2020年1月～12月の集計結果です）
連勝するとクラスが上がって、さすがに苦戦してますね。
特に層の厚い上級条件のダートはそれが顕著で、回収率も低い。
連勝中で人気になっているダート馬はわざわざ軸にするべきではないことがわかりますね。
一方、2連勝した後も1番人気に支持された馬は好走している。無条件の全体平均で1番人気の勝率が33％前後なので、理由もなく1番人気だから、というだけで切るわけにもいきません。
次は2走連続で2着した直後の成績がこちら。
こちらは1番人気に支持されたからといって、特筆すべき数字ではないようですね。
また、ほとんどが同クラスを走っているわけですが、3度目の正直で勝ちきるのは4分の1程度。馬券検討の際は、プラスにもマイナスにもならないデータ。
フラットな目線で、他の買い要素・消し要素を検討した方が良さそう。
そして、2走連続で3着した直後の成績がこちら。
うーん、思ったより普通。連続2着の馬には劣るけれど、連対率30％はあるので、「黙って消し！」という数字ではない。
そこで、もう少し詳細に調べてみました。
こちらは近2走3着で芝のレースに出走した馬の人気別の結果です。
3番人気がガクッと成績が悪いのは興味深いですね。
連続で3着というイマイチ決め手にかける馬が、結局その実績だけで人気になっただけということかも。誰も幸せにならない「とりあえず」の人気みたいな。
一方1番人気は回収率は低いものの、連対率は50％ある。
2番人気、4～6番人気は回収率100％超え。特に2番人気は連対率も高いので狙いやすい。
4～6番人気は、他に買い要素があれば強気で買い目にいれられる。
ただ、当初思っていた「連続3着馬は馬券にならないのでは」というの体感値とはほぼ真逆の結果。
そこで、近2走3着でダートのレースに出走した馬の人気別の結果の出番です。
1番人気の馬はさすがに平均並みの数字をだしていますが、すべての人気で単勝回収率は100％に至らず。（8番人気・11番人気で複穴があいてはいますが…）
2番人気以下はどれをとっても軸にするには弱い成績で、
4番人気以下はヒモにするにも気が引けるような成績。
よっぽど他に強い買い要素があってもヒモ止まり、というかそんなレースはケンした方がよいかもしれません。
結論。
連続3着馬のダート戦は、人気がなくても妙味を感じてはいけない。
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