難しいことを考えずに勢い重視?
前走人気より大幅に上の着順に激走した後というのは、概して馬券を買いづらいところ。
特に地方競馬では、近走着順が良いと人気が集中しがちなので、オッズ的にも狙いたくなくなってしまう。
しかし川崎競馬の場合、まず前走激走しているという理由だけで、ぜひ検討のテーブルにのせてみましょう。
馬のレベル、コース設定、クラス設定など中央より多様性が少ないことも影響しているのでしょう。
だいたい同じメンバーで同じコースを走れば、調子や勢いというものが勝敗の大きなキーポイントになります。
調子の判断基準に調教もあるが、地方の追切はレース間隔に余裕がある中央のようにビッシリ追われることは少なく、またビッシリ追われたことがレースに直結しません。(むしろ軽めの調教がピックアップのキーワードになりますが…)
前走激走&コース実績あれば信頼度アップ!
これは1/1川崎2R(1400m)の勝ち馬、アイノストーリーの馬柱。
前走6番人気1着と激走しながら今走単勝8.7倍の3番人気は狙い目でした。
これは昨年のロジータ記念(2100m)の馬柱。3頭いずれも前走のサルビアカップで人気より大きく上の着順を残しての参戦です。
3連系のヒモで手広くおさえられるのなら3頭とも買ってしまうのもありですが、
注目したいのはコース経験の有無。
この3頭の中でコーラルツッキーだけは、2走前の戸塚記念で川崎2100mを経験しています。しかもそこで12番人気13着と見せ場がなかったことで、今走も不人気でした。
しかし前走激走のタイミングで馬が変わっているのではないか、という前提でコーラルツッキーのことを見ることができれば、むしろコース経験があるというプラス材料として受け取ることができるのです。
結果、コーラルツッキーは7番人気3着と連続で好走しました。
(ヒキュウは3番人気6着、クサヒバリは12番人気8着)
コース実績なくてもオッズ妙味あれば買いたい
クサヒバリはその成績からも実力不足は否めませんでしたので、消しはやむをえないとして、
コース実績がないからといって一概に消すのはもったいないのです。
ここでヒキュウを嫌うなら、過去休養明け2戦目は毎回凡走していることなど、他の軽視条件で判断するべきです。
ヒキュウは2走まえに激走後、前走11番人気で1着。このとき2000mは初距離でした。いかにコース実績がなくても、オッズ妙味があれば高く評価して買っていきたいところは強調したいです。
あと注意が1つ、900m戦においては、前走激走馬というだけで買ってはいけません。勢いというよりもっと根本的な持ちタイムが問われる傾向にあるからです。
はじまったばかりの正月川崎競馬、こんな視点から気軽に楽しんでみては?
末筆となりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
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