距離短縮について考える【#02】

前走距離延長してい馬の取り扱い

買える距離短縮馬の条件として
「単勝オッズ10倍以上」
「前走バテた先行馬が距離短縮」
この2つをとりあえず設定した。

この条件に当てはまる馬を探してみると、やはり当てはまっているのに凡走している馬がいくつもいる。

2020年12月19日(土)中山11R GⅢターコイズS 芝1600m
2021年5月9日(日)新潟9R 4歳以上1勝クラス 芝1800m

一方こちらはマルターズディオサ同様に「前に行ってバテて今回距離短縮」なのだが、両頭ともに惨敗している。
何が違うのだろうか。短評の「大逃」「一息」がダメなのだろうか。
長期休養が絡んでいるとか?

2021年5月1日(日)阪神10R 4歳以上3勝クラス 芝1600m

このサンライズオネストもこのレース9着に敗れている。

トロワゼトワルの件は横山典弘の大逃げの後になぜか若手の斎藤君に手綱が渡っているということも計り知れない要素があるので、とりあえず脇においておこう。

残りのアルマイナンナとサンライズオネストの共通項目は、「前走が距離延長で成績(着順・着差)を良化させている」なのではないだろうか。
前走距離延長で好走してしまった馬は、今走の距離短縮の恩恵にあずかれない。と仮定しよう。

この仮定は、距離短縮について考える【#01】の一番最初のアドマイヤチャチャとマルターズディオサにも適用できる。

「単勝オッズ10倍以上」
「前走バテた先行馬が距離短縮」
「前走距離延長して成績を良化させていない」

この3つを条件にして他の例も探してみよう。

長期休養が絡むと良くない

2021年4月25日(日)阪神8R 4歳以上1勝クラス 芝1400m

このエターナルハートは惨敗。長期休養が絡んでいると良くないのか。
とりあえず「前走の前後に長期休養明けがない」も条件にいれてみるか。

2021年4月25日(日)新潟12R 4歳以上1勝クラス 芝1800m

こちらは2着に残ったパターン。
バテていると判断する短評は「一杯」「一息」とあわせて「好位まま」も良いのかも。これぐらいキレイに距離短縮がハマると気持ち良い。

ベストクィーンの謎

2021年3月21日(日)中京12R 4歳以上2勝クラス 芝1400m

この時のベストクィーンは人気なりに大敗。
これがダメでアドマイヤチャチャが買える理由はなんだろう。

近3走の短評が全てバテている系なのは良くないのかと思ったが、アドマイヤチャチャは全て「一杯」。
2走前が「中位一杯」だから「近3走の短評が前に行ってバテている系でない」にするか。
それとも、アドマイヤチャチャは2走前と3走前が今走より短い距離でのものだから、そちらを採用し「近3走全て今走より長い距離でバテていない」ということにするか。

「前走は長い距離でバテちゃったけど、今回ぐらい短い距離ならバテずに走り切れるんじゃないか」という距離短縮馬に我々が期待することからいえば、「近3走全て今走より長い距離でバテていない」というのは主旨に反している気がするが…。
しかしその視点からしたら、「近3走の短評が前に行ってバテている系でない」というのも同様に主旨に反しているか。

2021年2月7日(日)東京11R GⅢ東京新聞杯 芝1600m

近2走に視野を広げてみる

そこで、ハマりそうな距離短縮だがダイワキャグニーが大敗したレース。
いっそのこと対象を近3走ではなく近2走にして、条件も2つ組み合わせよう。
「近2走ともに今走より長い距離で、先行してバテていない」でどうだ。

2021年2月7日(日)小倉2R 3戦未勝利 芝1800m

これも「近2走ともに今走より長い距離で、先行してバテていない」に該当していないので距離短縮で買えないパターンと思って評価を下げられる。結果9着と惨敗。

ということで、現在の仮定は以下の通り。

距離短縮がハマる現在の仮定
「単勝オッズ10倍以上」
「前走バテた先行馬が距離短縮」
「前走距離延長して成績(着順or着差)を良化させていない」
「前走の前後に長期休養明けがない」
「近2走ともに今走より長い距離で、先行してバテていない」


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA